【気の修練法】まずは基本の腹式呼吸をマスターする

こんにちは。気功家のワタナベです。

気功の修練の入口として、まずは手のひらの気の感覚を開発することをご説明しました。

参考:
【仙道気功】最初は手のひらの感覚を開発する
【仙道気功】手のひらの感覚を鍛えるもう1つの修練法 〜指で刀印を作る

気の感覚が分かるようになったら、次は人体の気のセンターである「丹田」に気を集める修練に進むのが良いかと思います。

●そもそも「丹田」とは何でしょうか?
まず「丹」というのは、薬草などで作った丸薬のことです。「仁丹」なんて商品もありますが、まさにあのような丸薬です。

気の世界では、漢方で作った丸薬だけでなく、気を練って作った気の塊を丸薬に見立てています。これも「丹」です。

気をずっと練っているとゴルフボール大、もしくはもう少し小さい気のボールの存在が感じられるようになってきます。

この気のボールには、個人差はあるものの、しっかりとした圧力感もしくは熱感(熱いもあっとした塊として感じる)や冷感(ハッカのようにスースー感じ)があります。

このボールを体内に巡らせることで気を感じて自在に操る練習ができるわけですが、この気のボールが「丹」です。修練にはもちろん、ヒーリングなどでも、文字どおり薬のように使えるわけです。

「田」というのは、「田畑」と同じで、要するに気で作った「丹」を守り育てるフィールドだということです。

一般には「臍下丹田に気合いを込めて」などと言われるように、下腹部の中心にあると思われていますが、実際には頭の中心部、眉間の奥にある「上丹田」、両方の乳首を結んだ線の胸の中心部にある「中丹田」、そして下腹部の「下丹田」の3つの気のセンターが人体にあるわけです。

それぞれ機能があり、

下丹田は肛門と性器の間にあるツボ・会陰を通じて大地につながり、生命エネルギーを練り、貯めておくところ
中丹田は感情のエネルギーを貯めたり発したりするところで、いわゆるハートチャクラ(アナハタチャクラ)と言われる愛情を発するエネルギーセンター
上丹田は、頭頂部のツボ(百会・ひゃくえ)を通じて宇宙の気や叡智とつながり、またアジナチャクラと対応

●まずは楽な姿勢で座って腹式呼吸を覚える
3つの丹田がありますが、まず土台となる下丹田から開発していきます。

暑かったり寒かったり、音や光の刺激があったりすると集中できないので、適度にエアコンを入れたり、テレビやラジオ、スマホの電源は切り、家族とかいる場合は家族が入ってこないようなスペースで練習するのが良いです。

最初は猫背にならないように注意しつつ、座って呼吸するのが良いかと思います。

たとえば、姿勢が前傾しないよう、二つ折りにした座布団とか枕をお尻の下に入れて胡坐(あぐら)をかくか、胡座が難しければ食卓の椅子のような硬めの椅子に腰掛けます。

上体が力んでいると気が集めにくいばかりか、首とか肩、背中が痛くなってくるので、まずはストレッチをしたり、首とか手首とかをプルプルとシェイクしたり、両肩に思い切り力を入れて上げ、息を吐きつつストンと落としたりして、両肩で8の字を描くようにぐるぐる回したりして、上半身の力みをしっかり取り去ってください。

力みや無理のないポジションで座ったら、親指がヘソの高さに来るくらいの位置で、下腹部に手を当てます。自分で腹筋の動きを感じながら、腹式呼吸の動作感覚を養うためです。

最初に口を少しだけ開けて、口からできるだけゆっくり、長く息を吐き切っていきます。このとき、手を当てている下腹部付近がゆっくりと凹んでいくよう、腹筋を絞り込んでいってください。

十分に息を吐き切ったら、2〜3秒くらい息を止めて、そこから自然に空気が肺に流れ込んでくるのに任せて鼻からゆっくりと息を吸い込みます。

このとき、手を当てている下腹部付近が前に出てくるよう、腹筋を広げていきます。スーッ、スーッ、スーッっと意識的に腹筋を膨らませて、今度はできるだけたくさん息を吸い込みます。

下腹部に触れて、腹筋を狭めたり膨らませる感覚ができてきたら、まずは4秒吸って2秒止めて、4秒吐くというリズムをカウントしながら、ゆっくりとリズミカルな腹式呼吸が続けられるよう、呼吸の練習をしてみてください。

ある程度激しいスポーツを経験されている方は自然にできるかもしれませんが、普通に暮らしていると、あまり腹筋の動きを細かく意識することはないかと思います。

そこで、不慣れな方は添えた手のひらの触感で、自分の腹筋の動きをモニタリングしながら練習をすると、スムーズな腹式呼吸が身に付くと思います。

ゆったりと長く腹式呼吸ができること、これが周辺の空間から気を集めるための土台となります。

 

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