こんにちは。気功家で整体研究家のワタナベです。
イルカは高度な知能を持ち、人間と心を通い合わすことができるといいます。
それをいうと、犬や猫も人間と心を通いあわせることは可能なような気もしますが。
これまで邪気払いやヒーリング(癒し)のテクニックとして、神仏のイメージを使うテクニックはご紹介しました。
<過去記事>
それよりマイルドですが、高い効果が得られやすい方法として、イルカのイメージを使った邪気払いやヒーリングのテクニックをご紹介します。
ちなみにこれは、ヘミシンクを使った瞑想法を習った時に補助ツールとして教えてもらったものをベースに、編集人が分かりやすくアレンジしたものです。
別に秘伝というものでもなさそうですし、イメージの世界のイルカは、とても賢くて可愛いし、その上、一所懸命、癒してくれようと健気に動き回ってくれます。
最初は自分で想像したイメージのはずですが、いつの間にかその優しく思慮深いイルカは、こちらの想像を超えて動き出し、期待以上にいろいろサポートしてくれます。
非常に簡単に使えて、それでいて強力なツールなので、ぜひ試してみてくださいね。
目を閉じて深呼吸して可愛いイルカをイメージ
それでは実際に、賢くて可愛いイルカを呼び出してみましょう。
椅子に腰掛けても、ベッドに横たわっても構いません。
まずはゆっくりリズムカルに深呼吸しながら、深くリラックスしていきましょう。
次に自分の想念の中で、イルカをイメージします。
イルカの色や形、大きさは何でもけっこうです。
編集人はハワイ島で出会った、このイルカに自分のパートナーになってもらいました。
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・遊園地のようなヒルトン・ワイコロア・ホテルでイルカに会い、ラグーンでカヤック
- イメージの中で、イルカに挨拶してみましょう。
- イルカの名前を聞いてみましょう。イルカが答えることもあれば、何かキーワードが頭の片隅にふっと浮かぶかもしれません。
それでも何も浮かばなければ、貴方が名前を付けてあげてください。
※今後、イルカとコミュニケーションを取るときは、名前で呼ぶようにします。 - イルカに自分の身体でバランスの悪いところがあれば、癒してくれるよう、お願いしてみましょう。
このとき順調であれば、自分で細かいことを考えなくても、イルカが彼(彼女)自身で判断して動いてくれます。
最初は大きかったイルカが、ミクロの決死圏みたいに小さくなって体内を駆けめぐったり、「西遊記」の孫悟空が自分の体毛を抜いて分身の術を使うように、小さなイルカが群れになってたくさん現れて癒してくれたり。
イルカが自分の想像力を超えて、動いてくれるようになってきます。
そして、気の足りない(虚)のところに気のエネルギーを注いでくれたり、もし邪気のあるところを見つけたなら、好物のイワシやアジを食べるように、邪気をぱくぱく食べてくれます。
貴方の修練に、可愛くて頼りになる相棒ができました。
いつも「ありがとう」と感謝の言葉を伝え、話しかけたりコミュニケーションしていくと、根が優しいイルカは、もっともっと助けてくれるようになります。
イルカが動いてくれなくても心配しないで
この時、イルカの姿まではうっすらイメージできても、人によってはなかなかイルカが自主的に動いてくれないかもしれません。
その時は、自分の悪いところ、弱っているところ(たとえば首が張っているとか、胃腸が弱っているとか、気分が晴れないとか、その時の状態を素直に伝えればいいのです)をイルカに伝え、その部位を癒してくれるよう、頼んでみましょう。
イルカがスーッとその部位に移動して邪気を食べてくれたり、気の足りないところをじんわりと温めてくれたりします。
それでもイルカが上手く動いて癒してくれる様子がイメージできない場合は、イルカが自分の弱っている部位(首なら首の張っているところ)にスーッと泳いでいって、その部位にあるグレイの雲のような邪気をぱくぱくと(水族館でエサのアジを食べるような軽快さで)食べてくれる様子を、自分のイメージ力でアニメのように動かしてみてください。
賢いイルカは貴方のことをよく分かっている
イルカといっても、自分のガイドであるので(神道でいえば眷族という感じでしょうか)、貴方のことはよく分かっています。
最初は自分で一所懸命イメージしないと出てきてくれないかもしれませんが、やがて呼び出すとどこからともなく現れ、貴方をしっかりと助けてくれるようになります。
仙道の技法で、自分が使役できる精霊をイメージの力で作り出したり、あるいはすでに道教(仙道の源泉となった古代中国の民間信仰を体系化した宗教)で知られている神仏や精霊にお願いして助けてもらうという技があります。
実際に邪気を払うのに、不動明王のイメージの力を借りたり、戦闘力の高い斉天大聖・孫悟空(彼も道教では有力な守護神の一体です。実際、戦闘力はこの世界でもトップクラスですし)にやっつけてもらったり、という技法があります。
ちなみにいろいろ訳本はありますが、定番はこの中野美代子さん訳の岩波文庫版がいいかと思います。
身体の次元でも気の流れにくいところは、身体の硬結として現れていたり、潜在意識の奥にあるメンタルブロックが自分でも気づかない抵抗を作っていたりします。
まず直接的には、そのような硬結やブロック、邪気を解消することで、小周天を始め気功の上達に役立つでしょう。
集合無意識へダイブしていく
全てはイメージの力ですが、単に自分個人の狭い範囲のイメージだけではありません。
これまで存在し、そして今も存在している全ての人類の無意識は、根底でつながっているといわれています。
いわゆる「集合無意識」です。
そこには太古の植物やバクテリアだった頃から含め、この宇宙と人類の記憶や叡智が巨大データベースのように記録されているといわれています。
ゆくゆくは、このようなイメージング技法を通じて自分の潜在意識と対話したり、潜在意識をクリーンナップしたりする作業も並行して行って行くことで、大いなる知恵、すなわちアカシックレコードへアクセスできるようになってくると思います。
詳しく知りたい方は、ユング心理学などを学ぶことをお勧めします。
小周天で気が通らないときに助けてもらえる
(2018/07/05追記)
このイメージのイルカに、小周天や気功のサポートをしてもらうこともできます。
たとえば尾てい骨から気のボールを背骨に沿って上げてきて、腰や背中の真ん中などで気が通らなくなることがあります。
その時、イルカにお願いすると、イルカは小さくなって(何だかお菓子の「おっとっと」みたいな大きさになります)尾てい骨に回り込み、そこから、背骨の中をパイプを進むように上がってきます。
もしブロックの硬結があったり、邪気がヘドロのようにへばり付いていると、小さいイルカは体当たりして壊したり、邪気をぱくぱくと食べてくれます。
イルカのイメージングに慣れていると、あまり細かく考えなくてもイルカが勝手に動いて経絡をメンテしてくれます。
あまりうまく動いてくれない場合は、自分で小指の先くらいの小さなイルカをイメージして、そのイルカが尾てい骨から背骨(正確には督脈)に入り込み、管の中を泳ぎながら上がってくる様子をイメージしてください。
硬結や邪気があると上がってくるイメージがしにくくなります。
その時は、灰色の雲やもずくみたいな督脈の中の邪気を、イルカがパクパクと食べてクリーンナップしているシーンをイメージしてみてください。
最初は自分の意識で情景を思い描いていても、いずれイメージのイルカとコネクトする瞬間が訪れます。そうなるとイルカが自身の意思や判断でいろいろサポートしてくれるようになります。
まとめ
気をしっかり練って圧力を高めてからエネルギーを流して経絡(霊的身体にあるといわれる気のエネルギーの流れる経路)をせき止めている硬結を壊すことで、滞っていた気がスムーズに通じて、小周天の修練が進むことがあります。
また身体的な切り口では難しい場合は、ヘミシンクなどで瞑想法を使い、潜在意識の奥へダイブし、そこにあるエネルギーの流れを妨げ、自分の思考や行動を制限しているブロック(メンタルブロック)に気づき、それを昇華(蒸発)させることで、エネルギーの流れが劇的に促進されることもあります。
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いずれにせよ、いろいろなやり方があるので、楽しみながら気軽に試してみてください。
その中で自分に合ったやり方、得意なやり方がだんだん見えてきて、上達へとスムーズにつながってくるはずです。
このイルカのヒーリング技法(ドルフィン・ヒーリング)はわりと手軽にできて、それでいて効果は高いし、イメージング技法のエッセンスもしっかり修練できるのでオススメです。
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