【気の修練法】腹式呼吸で臍下丹田に気を集める

こんにちは。気功家のワタナベです。

前回は、しっかりと腹筋を使って腹式呼吸をする方法をご説明しました。次のステップとして、呼吸に合わせて気を取り込み、下丹田に気のエネルギーを高密度で溜めていくやり方を修練します。

参考:【気の修練法】まずは基本の腹式呼吸をマスターする

坐禅のようにゆっくり静かに呼吸するという技法もあるのですが、初級者の修練では自分の心身のエネルギーレベルを高めるために、腹筋をぐっ、ぐっと動かし、可能な範囲でヨガの火の呼吸のような(というかほぼ同じものです)強い呼吸をして、気のエネルギーを意識的にたくさん集めていきます。

このような強い呼吸を「武息」といいます。

※病気や怪我で激しい動きができない場合は、もちろん無理してやる必要はありません。

●まずは4-2-4の腹式呼吸で周辺の空間から気を集める

邪魔の入らない静かな部屋などで、胡座もしくは硬めの椅子に座って、上体が無理なく垂直になるよう(猫背にならないよう)に体勢を作ります。

この時、特に上半身はストレッチしたり、上下左右にぶるぶる振ったりして脱力してリラックスします。気のエネルギーを感じやすくなり、また気の流れがよりスムーズになります。

また首や肩、背筋などが力んでいると、後でその場所が痛くなったり凝ったりするので、リラックスして、できてもできなくてもいいや、くらいの心構えで楽しんでやってください。

まずは腹筋を大きく絞り込むように凹ませて、「ふーーーーーっ」とゆっくりと長ーく息を吐いていきます。

これ以上息が吐けないというところまで吐き切り、そこから、ゆっくり1、2、3、4と数えながら、下腹部を膨らませながら、鼻からすーっ、すーっ、すーっ、すーっとゆっくり4回息を吸っていきます。

息を十分に吸ったところで下腹部が大きく膨らんでいれば、上手くできています。

息を止めて、同じテンポで2つ数えます。これを「止息」といいます。

2秒止めたら、その後は身体をゆるめつつ、同じテンポで口からはーっ、はーっ、はーっ、はーっと息を吐いていきます。

その後、同じリズムで、吸い込む空気中の空気の粒子が感じられるくらい、ゆっくりと息そのものに集中して4-2-4で呼吸をしていきます。

何回か意識的な修練が必要かもしれませんが、身体がリズムに馴染んでくると、自分で意識的に動かさなくても、身体が勝手にこのリズムで呼吸をするようになってきます。

●しっかりと気を練るための3つのコツ

この修練の目的としては、1)しっかりと気を取り入れて臍下丹田の感覚を掴むこと(日頃気にしない腸の詰まっている場所なので、意識しにくい)、2)そこに気のエネルギーを高密度で溜めていくこと、その結果、3)はっきりと感じられるほどの気のボールを作り上げることとなります。

このときに知っていると気が入ってきやすいコツを3点ほどご説明します。

  1. 息を吸うときは意識的に腹筋を拡げてハラを膨らませるが、同時に腹腔内の気が抜けないように、肛門をぎゅっと締め続ける。腹筋と肛門括約筋を強く動かすので、ハラに熱が発生しやすい。
    ※感じが分からない場合は、長い大便を途中で切るような感じで、肛門を広げたり締めたりする練習をするとよいです。
  2. 息を吸い込んでいるときは、ゆっくり入ってくる空気の粒子の感覚を鼻の奥などで感じながら、喉から下腹部に向かってポンプを押し下げて気を圧縮するイメージで、下丹田に気を詰め込んでいく
  3. 息を吐き出すときは肛門をゆるめてよいが、吐く息と一緒に気が抜けないように、吐く息と同じリズムで、イメージの力を使って下腹部に密集してきた気の塊を超硬いおにぎりを作るつもりで、ぎゅーっ、ぎゅーっと圧縮して固めていく
    ※イメージで気のボールを押し固めていくと、下腹部の熱感や圧力感も増していきます。

上手く行くと、身体は自発的に4-2-4のリズムで呼吸しながら、下腹部の奥の方に何か熱い塊がどんと出来てきた感覚が分かるはずです。

また深くてゆっくりした呼吸が進んできたら、呼吸のリズムを8-4-8にしたり、または伝統的な7の倍数で、14-7-14にするなどしてもいいかもしれません。

下腹部の気のボールに詰め込むエネルギーは蓄積することができます。

今後このボールをどんどん育てていくことで、気のスキルの向上にもつながってきます。できれば毎日、あるいは時間に余裕があればスキマ時間を使って、こまめに丹田呼吸を練習してくださいね。

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