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気功瞑想を利用してチャネリングを練習する方法

神霊の声のイメージ イメージの使い方

気功の目的は天地、宇宙を満たす気のエネルギーをたっぷり取り込み、その流れを上手く利用したり整えたりして、快適に悠々と自分らしく生きることです。

自分らしく生きるための重要な技法として自分の無意識と対話する技法、いわゆるチャネリングについてご説明します。

こんにちは。気功家で整体研究家のワタナベです。

これまでの実践で、気を手のひらや丹田(上中下とありますが)に集めたり、気のエネルギーをイメージでコントロールするコツが掴めてきた方もいるかと思います。

これだけでも心や気分を鎮め、また全身の血流の改善など、健康の改善に役立ちます(編集人の個人的な経験であり、個人差はありますが)。

これは気功の呼吸法やリズムを通じて一種の瞑想状態になっているので、実は瞑想法に習熟してきているということでもあります。

ここからもう1つ踏み込んで、自分の身体の隅々と対話してみたり、またイメージの力で自分の内面に降りていって無意識の中の捉われて(囚われて)いる自分の隠された側面と出会ったり、さまざまなノイズの下にある自分の中の隠れた自分(シャドー)やさらにその奥底にいる(と言われる)インナーセルフや高次の自分(ハイヤーセルフ)の一部でもあるガイド(非物質の自分をサポートしてくれる存在)へのアクセスを試みてみるといいと思います。

<参考記事>

【初心者向け】気功瞑想は座禅よりもカンタン(最初の修練に最適)

チャネリングとは

チャネリングというと、何だか神霊や精霊、非物質界のガイドと交信するなど、普通の人には縁のない世界というイメージがあるかもしれません。

神霊の声のイメージ

でも、もっと身近なものだと編集人は考えています。

もともと、私たちの感覚には毎秒何万もの情報が五感を通じて流入してきていると言われています。

通常はそんな大量の情報を処理できないので、大半の情報を削ぎ落として、最終的に意識に上るのは数件の情報のみです。

いわゆる私たちが日頃意識している内容です。

つまりたくさんある電波の帯域の中から、特定の周波数に合わせて特定のテレビ局だけ受診するように(まさにチャネル)、幅広い情報の流れから自分がフォーカスを向けた(または向く習慣に沿って)特定の情報だけを抜き出しているのが、私たちの日常の意識といえます。

アンテナは広い帯域の周波数を拾っている

静かに自分の内奥に意識をフォーカスする

自分の心の中のノイズを減らし、丹田に集めた気のエネルギーの塊だけに集中することで、いつもは刺激や印象の強い外界の情報や自分の関心に関わる情報にフォーカスしてしまう意識を沈静化させます。

そのことで、ボリュームの小さな情報やノイズの裏に隠れていてもう少し深層の音に気付く可能性が高まります。

自分の身体の内奥の音や声、あるいはたくさんのノイズの裏に埋もれていた深層意識にある声が少しずつ聴こえてきます。

通常は「気のせい」といって切り捨てていた情報も多かったはずですが。

いつもと違うチャネルに意識をフォーカスし、その状態に少しずつ慣れてくること、そして文字や言葉とは違うコミュニケーションの仕方(イメージ、直観、閃き)に上達していくことが、チャネリングだといえます。

最初はなかなかいつもと違うチャネルに意識を合わせるのは難しいです。それでも空耳アワーでも構わないと開き直って、自分の脳裏に浮かぶイメージや言葉を(感情を交えずに)淡々とモニタリングしてみましょう。

ノイズの奥の声

ここでやっていることは、いわゆる「内観」と呼ばれる行法と似ています。外界に起こることも自分の内側で起きていることも自分にとっては同じ自分の「生」に起きている出来事だということです。

最初は不明瞭だった内奥からのイメージや言葉が時々キャッチできたり、何か内奥にコネクトできた感じがして、明確なイメージや単語、語句がふっと浮かんでくることがあります。

このふっと脳裏に浮かぶという感覚にフォーカスして、さらに掘り下げていくのが、潜在意識とのパイプをつなげていくコツです。

さらに体験を積んでいくと、天使、人間、または動物のようなイメージがクッキリと脳裏に浮かび、そのイメージがはっきりとした言葉や情報を伝えてくれることが増えてくるかもしれません。

こうして、自分の中の日頃気にしていない部分への知覚を少しずつ開いていきます。

イメージが浮かばない時は、まず自分の身体と対話をしてみる

それでも、自分の内面の微細な感覚が掴みにくいこともあります。

日頃から使っていない、いわば退化していた感覚を使うため、すぐにできないのは当然だし、個人差もあります。

そこで、微細な感覚を呼び覚ますためにお勧めしたいのが、できるだけゆっくりした長い呼吸法で気功瞑想をしつつ、呼吸で動いている息の動き、さらに身体の内部の感覚に意識を向けてみることです。

同じ微細な感覚といっても、イメージの世界よりは物理的な身体感覚の方が知覚しやすいからです。

たとえば胸の奥のやや右側に詰まった感じがある、胃の裏に何だかモヤっとした重い感じがする、首の後ろやや右に動きの悪いところ(凝りや張り)があるなど、何か引っ掛かる感じがあるかと思います。

自分の全身をスキャンし、痛いとか張りのある(=気の流れが悪い)ポイント、何か違和感を感じるところ(スキャンの動きが妨げられる感じがします)などを探しています。

そしてもしそのような痛みや張り、違和感があれば、その部位に意識を集中し、その部分から何かメッセージがないか感じてみます。

なかなか具体的な声や文字でメッセージが来ることはありませんが、ふと何か昔の記憶が思い出されたり、何かのイメージや単語が浮かんだり、誰か知っている人の顔を思い浮かべたり。何かのアナログなメッセージが浮かんでくる可能性があり、それは粗削りながら潜在意識と対話していることになります。

額の裏にドアをイメージして内面世界に降りていく

もう1つ踏み込んだ瞑想のやり方についても、ご紹介します。

上記は、身体の微細な感覚=物理的な領域でのやり方でした。

次はいよいよイメージの力で潜在意識の奥を探査してきます。

最初にお断りしておきますが、不安になったり不快を感じたりしたら、自分の右足の親指を動かしたり、足や尻が椅子に触れている感覚に意識をフォーカスして、物理的な領域に戻ってきて構いません。

ちなみにこのやり方は、金縛りを解く時に使えるので、ぜひ覚えておいてください。足は右でも左でもいいのですが、いつも同じところ、つまり自分にとってのシンボルになるところを使ってください。

まず瞑想している額の裏に、地下室へ続く扉(または洞窟の入口とか)をイメージします。自分の潜在意識につながる扉です。

その扉を開けます。地下への階段があるので、ゆっくり降りていってください。

下り坂とかビルや屋敷に入るなど、別のイメージが浮かんでも、それはそれでOKです。イメージが湧いてくるのに任せるのが基本ですが、なかなか湧いてこない場合は、自分で積極的に風景や事物を思い浮かべてイメージしていきます。

潜在意識へ降りていく

そこは貴方の世界なので、しっかり大事に慈しむ気持ちを忘れないでください

歩いていくと、道具などのモノ、動物、見慣れない人など何かに出会うかもしれません。

出会ったら挨拶してみましょう。彼らがもし何か話し掛けてきたら、しっかり耳を傾けてあげてください。何かを伝えたいことがあったり、何か意見やアドバイスをくれるかもしれません。

重要なのは、別に彼らは神仏でもなければ、悪魔でもありません。あくまで貴方の表に出ている部分と裏に引っ込んでいる部分に過ぎず、対等な仲間(貴方の一部)だということで、接すればいいのです。

長時間やると疲れることもあるのでほどほどのところで来た経路を引き返すか、一足飛びに先ほどの扉をイメージして、無意識との接点のところへ戻ってきてください。

上手く戻る感じが掴めない時は、先ほど同様、自分の足の親指を動かしたり、自分で自分の身体に触れてその感覚を感じるなどして、物理的な次元に戻ってきてください。

ヘミシンクも利用するとよい

もう1つ、自分の潜在意識やそこにいる非物質的な存在に出会う技法としては、時折ご紹介している「ヘミシンク」も強力なツールです。

<関連記事>

ヘミシンクによる瞑想がお勧めできる5つの理由

ヘミシンクでは音声やゆったりした音楽による誘導で意識の働きを弱め、瞑想など変性意識状態に入りやすくし、潜在意識とのコミュニケーションを促進するツールです。

特にチャネリングに役立つものとしては、編集人の経験だと「内なるガイドにつながる」というCDで、ずばり自分のガイドと出会う技法を直接的に修練することができます。

それ以外のタイトルでもいろいろ役立つものがあります。

このように潜在意識につながり、非物質的な世界を旅し、その世界にいる存在と少しずつコミュニケーションを取っていくと、たとえば具体的な言葉とかは聞こえなくても、思わぬ気付きや発見があるかと思います。

ちなみに気功瞑想でチャネリングをする時は、必ず瞑想の準備段階から自分の周囲に結界を張ると、周囲の邪気などをシャットアウトできて便利です。

結界の張り方については、以下でご説明しているので参考にしてくださいね。

<参考記事>

【気功】気の修練をするときは結界を張ろう

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