/* */ 【仙道気功】最初は手のひらの感覚を開発する - 仙道気功 健康ジャーナル

【仙道気功】最初は手のひらの感覚を開発する

どの入門書を見ても同じでしょうが、これまで「気」を意識して生きてこなかった方がこの世界に入るには、最初に自分の身体やその周辺の世界を流れる「気」を感じるところからスタートします。

●手のひらの微妙な感覚を開発する

人間の感覚でもっとも分かりやすいところ、ということでまずは手のひらの感覚を感じるところから始めるといいでしょう。

いずれは慣れてくれば、足の裏とか脇の下とかお腹の奥とか全身の様々なところはもちろん、自分の周囲の空間での気が流れまで感じ取れるようになります。

さっそく試してみましょう!

①まず両手を21回こすり合わせます。
※なぜか気功の世界では7の倍数が好まれます。また一部のヨガでは8の倍数が好まれ、たとえば呼吸法で長い呼吸をするときは8の倍数をカウントするよう推奨されます。あまり意味はないように思いますが、ある種の決まったリズムを身体に刻み込むのは合理的だと思いますので、当面はこれに沿ってやるといいでしょう。

②こすり合わせ終わったら合掌。

③肩を上下に振ったり、首や肩、手首や肘の力を抜きます。
※力んでいると、感じにくかったりエネルギーの流れが妨げられたりします。

④両手の間が7〜8㎝くらいになるところで手を止めます。

⑤もあっとしたような、あるいは生温かいような感じがあれば、その感覚に意識を集中させ、気の微細な感じや動きを味わってください。

●気はどんな感覚?

手のひらでの気の感覚は、以下のようなものになります。

・ほのかな温かさ(熱感)
・もあっとした感触
・磁石の同極同士が反発するような感じ(圧感)
・静電気が流れるようなピリピリした感じ
・痺れるようなチリチリした感じ(静電気の感覚と似ています)
・クーラーの風のようなスースーする感じ(冷感)

あまり経験がなくても、自分の体温のほのかな温かさを感じることは、少し練習すればできるようになる人は多いかと思います。ちなみにワタナベが中学生の頃、最初にやったときは、磁石の同極同士が反発するような感じでした。

⑥もし何も感じない場合は、両手を2〜3cmくらいまで近づけたり、逆に15〜20cmくらいまで離したりして、何かもあっとした感じや、磁石の同じ極同士が反発するような感じがないか、手のひらの感覚に集中してみてください。

●それでもよく分からない時は?

上記のやり方で感じられない場合は、手のひらの間に意識を集中して気を集めてみましょう。あ、感じられた方も次のステップと思ってやってみてください。

⑦手のひらの間を5cmくらいにして、その隙間に周辺の空間からキラキラした光の粒がたくさん集まって、団子のような球になっていく様子をイメージします。
※アニメの「ドラゴンボール」で孫悟空がかめはめ波や元気玉を作る動作と同じです。

⑧キラキラした光の粒が集まってピンポン球くらいの大きさの球になってきたら(もちろんイメージの世界で構いませんが、手と手の間に圧力や熱、ピリピリした感じがでてくる場合が多いです)、手のひらの感覚を少し狭めて、その球を団子やミニおにぎりを作るような感じで、潰して固い球を作っていきます。

⑨手のひらで感じられるようなら、もっと周囲の空間からキラキラした光の粒がこの気の団子にどんどん集まってきて、団子の密度がもっと高まる様子をイメージします。

⑩団子のサイズが大きくなってくるかもしれませんが、その時はイメージの力でもっともっと団子をこねて、サイズはそのままでできる限り密度の高い、そして圧力の強い団子を作るよう、意識の集中を継続させてください。

時々、手と手の間の間隔を狭めたりすると、手のひらに押し返すような、もあっとした感覚が出てきます。気のボールができているということです。

このとき、(ごく一部の方だとは思いますが)霊感のある人やビジュアルの強い人だと、白くてもあっとした気体のようなものや、光る団子のようなものが手と手の間にあるのが見えるかもしれません。

ちなみにワタナベは最初は何も見えませんでしたが、あとで上丹田(額にある気のエネルギーポイント)が開発されてきたら、額で圧感を感じるようになりました。

●何日か続けてみる

よく分からないとここで挫折する人が多いのですが、ワタナベのこれまでの経験では大半の方はしばらくやっていると突如「おっ、何だこれは!」という瞬間が来ます。

あきらめずに、まずは3日間、暇を見つけては試してみてください。できれば3 x 7で21日間は続けていただけるとよいかと思います。

最後まで読んでいただき、ありがとうございます。貴方とその周囲が良いエネルギーの流れで包まれますよう。

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