こんにちは。気功家で自作ヨーグルト職人のワタナベです。
前回から、いよいよ気のエネルギーを下丹田に集める修練を開始しました。このとき、効率よく気のエネルギーを集めるコツを少しご説明したいと思います。
強い呼吸(武息)で大きく激しく腹筋を使って気を取り込むと、筋肉が活動するので下腹部が熱くなってきます。
そこにさらに、イメージを使って気のエネルギーのパワーソースにつながり、そこからエネルギーを取り込むことで、気の力が増幅し、結果的に早い上達にもつながります。
●イメージの力で周囲の空間から効率よく気を取り込む
単に腹筋を使って強く呼吸するだけでも、それなりに気のエネルギーは入ってきますし、腹筋を大きく動かすことで筋肉から熱が発生して熱感を感じることができます。
それだけでなく、周囲の空間には空気の分子に加え、細かい光の粒のような気のエネルギーの粒がたくさん含まれています。
その気の光の粒がキラキラと光りながら、自分の吸気と一緒に自分の体内に入ってくる様子をイメージしてください。
その光の粒つぶを下腹部にある下丹田に貯めてコネながら圧縮していくこと、ゴルフボールくらいの光の球(密度のある気のボール)ができてくる、というイメージです。
実際、オーラ視力のある人だと、圧縮した気のボールを光の球のように知覚する方も多いです。
●地下深くまでボーリングし、地中のマグマの熱気を取り込む
地下深く、地殻の下まで掘っていくとマグマがあり、そこには地熱のエネルギーがあります。これを仙道では「地の気」と呼んでいます。
ヨガでいうクンダリニーというのも、尾てい骨から上がってくるもので、エネルギーソースは高密度、高活性の地の気です。
丹田呼吸をするときに、直径10-20cmくらいのパイプラインをイメージします。
このパイプラインを尾てい骨もしくは性器と肛門の間にある「会陰(えいん)」というツボから、地底深くボーリングして下ろして行きます。
やがて地殻を突き抜けて、どろどろに溶けた溶岩のマントル層にパイプラインが到達したとイメージします。そこからイメージの力で、マグマの熱気をぐーっと吸い上げてください。
パイプラインを伝って、熱い熱気が上がってくるのが感じられるはずです。上手くいかないときは、お湯のようなものがパイプラインを伝って自分の下腹部まで上昇してくる様子をイメージします。
人のイメージ力はなかなか強くて、たとえば梅干しのことを考えたら何となく唾が出てくるとか、指先を針で刺されることをイメージすると何となく痛いような気持ち悪いような感覚になります。
このイメージの力を利用して、気の感覚を増幅してやるわけです。ちなみに気功家の立場でいうと、このとき実際に目に見えない次元のエネルギーとつながっていて、そのエネルギーを受け取っています。
●近隣に龍脈があるか探し、地の気を分けてもらう
もう1つ、上記のテクニックを少しアレンジしたものをご紹介します。風水とかに関心のある方であれば、「龍脈」という言葉を聞いたことがあるでしょうか。
英語圏でも(おもにオカルト大国イギリスですが)lay lineという言葉で知られていて、いわゆる風水でいう大地を流れる気の流れを意味します。
大地には気のエネルギーが流れていて、それが人の気分や体調、はたまた運勢にまで影響を与える、という考え方です。
実際に、大英帝国が生み出した博覧強記の怪人作家(ここまで言うか?)コリン・ウィルソンの大長編傑作「ミステリーズ(Mysteries)」では、トマス・レスブリッジという考古学者がダウジングのテクニックで、レイラインの存在を検知し、その流れと古代遺跡のあるスポット、はたまた(イギリスらしく)幽霊騒ぎのあるスポットがレイラインの流れのある場所と一致することを突き止めています。
残念ながら絶版なので、なかなか入手しにくいのが残念ですが。
非常にざっくりとした見分け方ですが、自宅の周辺で、人や物資の活発の流れがある幹線道路や鉄道があれば、そこは龍脈になっています。
たとえば編集人の住む東京都世田谷区では、北に中央高速と甲州街道、南に東名高速と玉川通り(国道246号)がありますが、これはいずれも富士山からの気を運ぶ、立派な龍脈の働きをしています。以下の地図でその流れが分かるかと思います。
また多くの人を乗せる田園都市線や小田急線も、龍脈と呼んでいいでしょう。田園都市線は最近、トラブル続きで少し流れが乱れているかもしれませんが。
もし自宅近くにそのような大きな動線(龍脈)があるなら、呼吸法をやりながらイメージの力でその龍脈から自分の下にまでパイプラインを引いてきます。
このパイプラインを通じて、龍脈を流れる大地の気にアクセスするということです。
●パワースポットの写真などを用意し、写真のイメージから空気を吸い込む
気のエネルギーも多層的で、この物質界にある、わりと物質に近い粗い気から、エネルギーだけのもう少し粒子の細かい気まで、質や感触が変わってきます。
イメージするだけでもある種のパワーが得られるのは、この世には見えないし、なかなか感じられないけどエネルギーの密度のレイヤーが存在し、そこの密度のエネルギーを、粒子の細かい微細な気として感じることができるということです。
練習用に編集人の好きな地球のへそとも言われるパワースポット、ハワイ島の活火山・キラウエアのハレマウマウ火口の写真を以下に添付します。
気の修練をする際に、この写真を見ながら自分がキラウエアの火口の近くにいるというつもりで、この火口を経由して地中のマグマの熱気を吸い込んでいるとイメージしてください。
おそらくアストラル界を通じてのエネルギーのやり取りだと思いますが、上手くイメージできれば、ハワイ島キラウエア火山の脇で気功をしているようなエネルギーを得ることができます。
上記のいくつかのイメージングテクニックのように、気のエネルギーはイメージを上手く使うと、より効果的にコントロールできます。
実際に、「気は意に沿い(気はイメージに沿って流れる)、血は気に沿って流れる(気に沿って血流ができる)」と言われています。
言葉によるアファメーションもありますが、イメージングをよく活用する気功は、右脳のトレーニングにもなっているかと思います。
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