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【仙道気功】手のひらの感覚を鍛えるもう1つの修練法 〜指で刀印を作る

こんにちは。気功家のワタナベです。

さて時間があるときなどに、手のひらをこすり合わせて、そこに意識を集中して気を集めるトレーニングをされているでしょうか。

なかなか感じが掴めないかもしれませんが、ちょこちょこ暇を見ては疲れるほどやらずにリラックスして手のひら同士の感覚を味わっていると、あるとき(ああ、これか)と分かることもあります。

このような目に見えない微細な世界は、自分を信じてリラックスすることが大事だと思います。

特に力んでいる方は細かい感覚を感じられなかったり、何かあっても注意しない習慣が付いているので、少し時間が必要かもしれません。

疲れたり飽きるほどやらず、気分をリフレッシュして後でまたチャレンジしてみてください。

 

さて、分かりにくい方のために、もう1つ手のひらの感覚を開発する特別な練習法をご紹介します。

これは密教や神道のエッセンスを使ったものです。

●指刀から出る気をもう片方の手で感じてみる

両手を3×7=21回こすり合わせて手のひらの感覚を呼び起こします。準備運動のようなものです。

次に利き手の人差し指と中指をぴんと伸ばして、残った3本の指は図のように折りたたみます。

そして伸ばした2本の指の先端から20-30cmくらい気が吹き出し、刀のようになっているとイメージします。スターウォーズのライトサーベルとかレーザー光線のような光のカッターという感じです。

※ちなみにこの2本の指で作る刀は「刀印」(とういん)といい、密教の邪気払いのテクニックである九字を切るときや、望まない因縁の糸を切ったり、その他魔除けなどによく使われるもので、気の世界に足を踏み入れるなら、覚えておいて損はないです。

 

 

 

もう片方の手のひらを広げ、そのイメージの刀で手のひらをつんつんと軽く突いてみます。

 

分かりにくいようであれば、さらにこの刀印を手のひらのところで上下左右に動かしたり、クルクル回してみたり、いろいろ動かしてみてください。

手のひらの感覚は鋭敏なので気を感じやすいというのがありますが、特に中央には「労宮」という経絡(人体内部で気の流れる経路)上の重要なツボがあるので、刀印の先端が必ず手のひらの中央を通るように動かすといいでしょう。

このツボとその周辺は特に鋭敏なので、刀印から吹き出す気がその辺りをかすめることで、かなりの方が(何だかムズムズする)とか触覚的に感じます。

敏感な人だと刀のイメージに押されてゾクッとしてしまうかもしれませんが、これはあくまで邪気や魔物を切る刀なので、善良な人には癒しの効果こそあれ、攻撃的な効果はありません。

それでも気持ち悪い場合は、刀をイメージせず、割り箸とかスリコギ棒とか、刃物でないものをイメージしてみてください。

●左右どちらの手の感度がよいかチェック

もう1つ、気の感覚が開発されてくると左右の手はもちろん、膝でも足の裏でもお腹でもどこでも気を感じることが可能になりますが、最初の段階では、左右のいずれかが気を出しやすいアウトプットの手、もう片方が気を感じやすいセンサーの手であることが多いです。

ですから、もし右手で刀印を作って左の手のひらに当てても何も感じない場合は、逆に左手で刀印を作って右の手のひらに当ててみることで、よりハッキリした感覚が分かるはずです。

いずれにせよ、この感覚を開発することが気の世界に入れるかどうかの最初の関門ですので、気楽にリラックスして、そして1つの固定観念に縛られず、いろいろな角度から試してみてください。

少なくても、この世界が重層的な世界で気の次元があり、生きとし生けるもの全てが誰もが気のエネルギーや作用に影響を受けて生きている以上、早いや遅い、感覚が粗い、細かいの違いはあれども、興味や関心を持った方すべてが気を感じることは可能です。

 

 

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